会議の出席者が多い会社は危険信号|【実話】倒産寸前からの企業再生

この記事は【実話】の連載です。当ブログのはじめにを見ると理解が深まります。

連載はこちらから。
成長期:堅調な業績推移
混乱期:業績不振から倒産寸前
再生期:企業再生、V字回復

会議の出席者が多い会社は危険信号|【実話】倒産寸前からの企業再生

soshiki
組織図概略

会議というのはいろんな種類があります。
責任を問うような緊張感が張り詰めるものやブレストを目的とする和気あいあいとしたもの、情報共有を目的としたものなど本当に様々です。

しかし、全てに共通して言えることはいたずらに出席者を増やしても良いことなどないということです。
例えそれが情報共有を目的とした会議で、「たくさん出たほうが情報共有の手間が省ける」としてもです。

当社も混乱期においてなぜか出席者が増えるという現象が起こっていました。
それでは出席者が多くなったことによる弊害を見てみましょう。

何もかも放置する責任者

ある日、事業部の責任者と経営企画部で戦略検討会を行うことがありました。予算が未達にもかかわらず、挽回策どころか課員の危機感さえ無いように思えたため、どうなっているかヒアリングすることが目的でした。

会議の準備をしていると責任者が入ってきました。しかし、事前に出席者は責任者のみを指定しているにもかかわらず、責任者は担当者4人を連れてきたのです。商品担当、営業担当、事務担当、ウェブ担当…。
それも戦略検討会なのに係長や主任などの現場担当者も含まれています。

私は不思議に思いながらも、「今日は出席者多いですねー。」と振ってみると「気合入ってるからね。なんでも答えられますよ。」みたいな会話をしながら会議を始めました。

会議が始まると異様な進み方になりました。私達、経営企画部から責任者に質問しても、責任者は一切話さず、答えるのは全て担当者です。
責任者はただ座ってうなずくだけ。酷い時は自ら担当者に「それってどういうこと?」という質問や「へぇー」と感心していました。

また、その責任者は担当者の言葉を全て鵜呑みにしていました。担当者ができないと言えばできないに賛同し、効果が無いと言えば効果が無いという意見に賛同しました。
これではマネジメント職として失格です。何の成果も得られませんし、いる意味さえありません。

何が起こっていたか?

よくよくその課題を深堀りしていくと、責任者がマネジメントを怠り、一切の采配を部下任せにしていたのです。任せるというと聞こえがいいですが、責任者が事業運営にノータッチであったということです。
部下がだめだと言えば「そうなんだ。」と納得し、部下が提案を持ってきたら吟味もせずに「じゃあ今度の会議で発表して。」と部下任せ。全く機能していませんでした。

さらに予算が達成しているかどうか、アクション・プランがちゃんと実行されているかどうかなども全く関心がなかったようでした。

これでは放置しているだけです。挽回策や危機感など生まれようがありません。なぜなら、予算が達成しているかどうか責任者がわかっていないのですから。
冒頭「何でも答えられますよ。」というのは逆で「何も知らないからとりあえず担当者を全員連れてきたので答えられる。」といった感じだと思います。

当時を振り返って

会議の出席者が多くなってくると、その組織はマネジメントができていない可能性があると判断して間違いないと思います。
しかも重大な弊害として能力もやる気もある社員の士気を間違いなく下げているかと思います。
このような組織は早急に手を打っておかないと、トップが腐っているとドミノ倒しのようにその組織全員が腐っていく可能性が高いです。

連載はこちらから。
成長期:堅調な業績推移
混乱期:業績不振から倒産寸前
再生期:企業再生、V字回復


関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 営業マンが管理部のいいなり!?|【実話】倒産寸前からの企業再生

    この記事は【実話】の連載です。当ブログのはじめにを見ると理解が深まります。 連載はこちらから。…
  2. 会議の出席者が多い会社は危険信号|【実話】倒産寸前からの企業再生

    この記事は【実話】の連載です。当ブログのはじめにを見ると理解が深まります。 連載はこちらから。…
  3. 営業マンが営業しない会社があった|【実話】倒産寸前からの企業再生

    この記事は【実話】の連載です。当ブログのはじめにを見ると理解が深まります。 連載はこちらから。…

ピックアップ記事

  1. この記事は【実話】の連載です。当ブログのはじめにを見ると理解が深まります。 連載はこちらから。…
  2. この記事は【実話】の連載です。当ブログのはじめにを見ると理解が深まります。 連載はこちらから。…
  3. この記事は【実話】の連載です。当ブログのはじめにを見ると理解が深まります。 連載はこちらから。…

新着情報

ランダム記事

ページ上部へ戻る