【実践テク】自社でできる経営課題の抽出!(2/3)

【実践テク】自社でできる経営課題の抽出!(2/3)

前回の続きです。前回記事はこちら。
【実践テク】自社でできる経営課題の抽出!(1/3)

2.グルーピング

各個人で経営課題を出しきれば次は全員分を眺めながらグルーピングしていきましょう。重複しているものは消していき、似たものは1箇所に集めたり、色で囲んだりしてグルーピングします。ホワイトボードが余っていれば、書き写してもかまいません。

他人の経営課題を見つつグルーピング作業をしているので、インスピレーションを受けて、次々に課題が派生したり、深堀したりできます。ここでも遠慮はいりません。どんどん追加していってください。私がやった時おもしろかったのが、同僚や上司、部下が私と全く違う視点で物事を捉えていたのでおもしろかったですね。目からうろこの連続でした。

他人の経営課題を見ていると、本人はわかっているけど、他人が見るとよくわからない表現や曖昧な表現があると思います。これらは「これってどういうこと?」「なぜそう思うの?」という率直な疑問をぶつけてどんどん課題を派生していってください。

そうすることでわかりやすい表現になったり、複雑な課題であっても実は細かな課題の集まりであったりすることがあり、問題をさらに整理することができます。

3.グルーピングの評価

さて、ここまでの作業では本能のままに思いついたことを書いてもらいました。本能のままに作業すると、人間どうしても自分の仕事を中心とした課題となっているはずです。この偏りを無くすために一度俯瞰し、網羅的に課題を洗い出す作業に入ります。

グルーピングした項目は、経営資源のヒト、モノ、カネ、情報、技術、時間の観点で漏れはないか。バリューチェーンの購買、製造、出荷、販売、プロモーション、アフターフォローの観点で漏れはないか。4P、4Cの観点ではどうか、組織別では・・・。

このようにフレームワークを使いながら、漏れがないか評価する作業に入ります。私の場合は時間の概念が出た時に「スピード感がない」といった課題とともに「M&A」という対策も合わせて浮かんできました。また、「利益が出ているから資金力は問題なし」と思っていてカネに関する課題は挙げていませんでしたが、M&Aが出た瞬間に「資金の流動化」や「資金の投資不足」「投資による事業の加速不足」などが課題に挙がりました。

このようにこの段階でもまだまだ漏れが存在します。

<ポイント3>これを使えば間違いなし!というフレームワークはない

私が実務をしていたときは、経営陣にもわかりやすく説明したかったので、できれば一つのフレームワークで「ビシッ」と整理したかったのですが、どのフレームワークも完璧ではなく、片手落ちでした。業態に合ったいくつかのフレームワークを組み合わせて漏れをなくしていけばいいかと思います。

4.1~3の繰り返し

1から3を3回繰り返します。もちろん2度目は書き出す内容も減ってきます。しかし、ボトムアップとトップダウンを繰り返すことで内容が洗練されていきます。
バラバラの書類を縦、横、縦・・・とトントンと整理するイメージです。1度で完璧なものはできません。何度も繰り返すことで書類がきれいに整理できてきます。

この作業を繰り返すことで末端の課題は数百に上り、グルーピングは漏れ無く行えるはずです。数百の項目を眺めつつ、インスピレーションを受ける方法はデジタルの画面ではできないことです。

当時、横長50mぐらいのホワイトボードがあればなーと思っていたことがあります。

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【実践テク】自社でできる経営課題の抽出!(3/3)


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